アメリカの想像を絶する泥棒 – その3

昨日の続きです。泥棒に入られて、警察を呼び警官がくるまで1時間近く待たされた私たち。やっと警官がノコノコと来ましたが、 その手にもたれた物は、警棒でもなく、銃でもなく、バズーカー砲でもなく!!なんと、ピーツコーヒーのコーヒーが持たれていた。えっ?私たちがこんな被害にあってるのに、あなた達はカフェに立ち寄っていた訳??ありえん。

さらに左手には、iPhone持ってるし。で、会社の中や壁を

「あぁ。」

って言って見るだけ見て

「じゃ、オーナーは誰?」って聞かれて

「私です!」と言うと

「身分証明書みせて」と言われました。

で、犯人の指紋をとる事もありません。鉄のカバーつけてるの?って聞きたくなるような頑丈なカバーのついたPCを取り出し、私の免許書ナンバーや住所を入力して、他には会社の住所を入力。それから、被害届けとケース番号を作成。

その間もう一人の警察官の人が手にもったコーヒーをおいしそうに飲みながら

「サンノゼはねぇ、窃盗科が予算カットでなくなったの。だからねー、詳しく調べても誰も捜査する人は居ない訳よ。」

と言われました。ということは、泥棒は入りたい放題?すごー。と思っているとおまわりさんは先ほどから手に持っていたiPhoneで自分の娘の写真などの自慢を始めた。大家さんも立ち会ってくれたんだけど、大家さんにも娘の写真を見せてる。ありえない。そんなのんびりした警察はコーヒを飲み終えて、書類を作成しただけで、帰って行った。

そもそも泥棒が私たちの会社に目をつけた理由は、2階の私たちのオフィスは、カーテンがブライドになっているので、駐車場から開発リーダーのiMacの背面のかけらが見える事ではないか?と、大家さんに言いました。

「やっぱりこのプラステックのブラインドの隙間からどうしてもコンピューターが見えるから、カーテンを布に代えるのはどう?」

って彼女に提案したけど、

「布はオフィスっぽくない」

という意見。そうなんです。布のカーテンは、すごく高いんですね。私が購入する事も考えましたが、うちの会社のお金は、Voice4uを購入されたカスタマーのお金も入っています。それを高いカーテンに使うのは、ちょっと違う。お客様に申し訳ない気が。ここは主婦の私の腕で、カーテンは、目立たないものを作る事にしました。会社にミシンや生地を持ちこみ、とっとと縫い始める。

できあがったものは、カーテンですぅ!ってならない感じでオフィスが見えにくいもの。

これでいいのでは? オフィスの中身が外部から見えなくなりました。

さて、次は保険屋さんと警察に盗難リストを出さねばなりません。

盗まれた物は、iMac, iPod touch, Kindle Fire, Nintendo DSなどです。さらに、7年前のWindowsのノートブックもとられました。これは、うちのウェブサイトなどを古いコンピュータで見えるように確認の為にあります。こんなものまで盗って行きました。

とられなかったものは、Barnes & Nobleが誇るNook Tablet

えっ、、泥棒も必要ないの NOOK….

7年前のWindowsに負けちゃったの? わざわざNookを隣に置き、古いコンプピューターを盗っている。Nookが好きな私はなんだか

「あぁ、Nook、置いてけぼりだったのねぇ。」

という気分に。

カーテンも吊り終わり、疲れ果てて、会社で夕飯を食べていると、なんとまたすごい事が、、、、、突然リーダーのiPhoneがすごい音で鳴った。これがまたすごい話に進展するとは思わず。驚いたまま、iPhoneをみつめる私たちでした。

(続きは明日)

アメリカの想像を絶する泥棒 – その 4 を読む

追記 …..このブログを読まれた特別支援のまだお会いしたこともない先生から、

大丈夫ですか?こんな事に負けずにVoice4uの開発、がんばってください!

というメールを頂きました。開発リーダーも私も思わず涙ぐむくらいうれしかったです。血のかよったアプリを出したんだなぁ…。と思った瞬間でした。先生、お忙しいのにありがとうございます!