いろいろなAACスィッチの紹介 – その2

前回に続きPHP (Parents Helping Parents), iTech Centerを見学させていただいたときの、AACスイッチの話です。

私が一番感動したスイッチは、これです:

Grip and Puff Switch

実物を手に取ってみるのはできませんでしたが、これは息を吐いてスイッチをオンにして、吸ってオフにするというものです。息さえできれば、アプリ操作ができるということですね。Voice4uでいえば、息をふけば、アプリ(アイコンのスキャンニング)が動き出して、吸えば、自分が止めたいところで止めれるというものです。これはすごい。たとえば、私が事故などで体が動かなくなったとしたら、息さえ出来れば、自分の思いを伝えられるということですね。

次は、これ、

Pillow Switch

言葉の通り、枕のスイッチ。スイッチを押さえる力の加減が出来ず強く押しすぎてしまう人用です。あぁ、うちの息子が小さいときにこれが欲しかった!という感じです。微細運動があまり得意じゃない息子は、いつも強く押しすぎたり、押し方が弱かったので動かなかったりということが機械では多くありました。なので、壊れるかもと思う息子はこわごわ触るということがありました。これがあれば、「おもいっきり押してごらん!」って言ってあげれたのに。。。

さらにすごいのもあります。これです。物体を手で握れるけど、指先が正確に動きにくいという人の為の

Grip Switch

これは握ってオン、オフを使い分けます。

だけど、これらの機能も使えないわー。うちの子供は座り込む事はできるんだけど。と言う人には、これですね。

Big Jelly Bean Switch

直径が、45cmあります。ここに座るなりおすなりして動かします。隣のクマが小さく見えるほどですが、クマのおかげで、なんだか2歳くらいの子供さんがキャーキャーと笑いながら座り込むのが見えるくらい楽しそう。

さらに「これらのスイッチもまだまだ使えないわー。スイッチ自体に興味がなさそうだし..」という人にもきちんとおすすめ版がありました。

スィッチを押すためのトレーニング用のスィッチ

これらは、押せば、単純に楽しい音や音楽が聞こえます。まずは押すということに興味を持ってもらうためのものですね。

すごいなースイッチ恐るべしで感動しました。見てて思ったのは、もし私がVoice4uの仕事をしていなければ、こんな感動的なスイッチなども出会う事もなかったと思う。これらのスイッチには、多くの人の「会話したい」とか、「もっと人生を楽しみたい。」という思いがこもっています。それらの気持ちを支援する人たちが居る訳ですごいな。とおもっておりました。

さて、これらのスイッチを紹介して頂いた人に、今度はうちの製品Voice4uを見て頂きました。連打しても落ちないなど様々なチェックをしていただき、「これはいいわねー。最高よ。早くリリースしてほしい」と言われました。

私達の心配だった事は、ほかのアプリと比べて使い方があまりに違う場合は、使ってる人が混乱してしまうからと話すと、「それは Voice4uに関してはないわ。だから早くリリースしてよぉ!」と言われました。ということで、リリースは、来週あたりになります。スイッチでVoice4uをお使いになる方!どうぞ、ご期待ください!

スィッチ機能についてはこちらに使い方と、スィッチについてのページをアップしました。

–Voice4uチーム