Voice4u 開発秘話 – 第5回 開発

Voice4u 開発秘話 – 第5回 開発

今回は、製品の心臓部分の開発のお話です。 さて、情報があつまり、絵も集まり、サウンドも集まったので、さて重要部分の技術開発です。まずはどういうものが欲しいのか?どういう使い勝手がいいのか?を出し合います。 開発の方たちは 「iPhone/ iPod Touch の App で、出来ないことはなにもないので、どんどん意見を出して下さい。」 と言われました。 もう 10...
Voice4u 開発秘話 – 第4回 なぜあの声なのか?

Voice4u 開発秘話 – 第4回 なぜあの声なのか?

Voice4u を使われて、次に驚かれるのが、声だと思います。低めのちょっと暗いなーと思うような押さえた声。 これは、自閉症で聴覚が敏感な人が多いところに起因しています。高い綺麗な女性の声だと使う方が心地がいいのですが、実は自閉症の聴覚過敏の子どもたちには、この声は苦手とします。ここで、オージオロジスト(日本でいう聴覚の先生になるのでしょうか?正確には、医師ではないのですが、先生のような扱いになります。)に登場頂きました。...
Voice4u 開発秘話 – 第2回 どうして専門家たちが作成に加わったのか?

Voice4u 開発秘話 – 第2回 どうして専門家たちが作成に加わったのか?

病院で自閉症の疑いありと言われた渡は、併設する専門病院にまわされて、数ヶ月後に自閉症の診断をもらいました。発達に遅れのあった時点で早期介入教育を受けるために、すでに特別学級に通わせてもらっていた渡は、色の認識等々もできるようになっておりました。母の私には、スピーチセラピストさんが自宅まで来てくださって手話を教えてくださいました。私は勝手に「だめ」とか、「触るな」とか「黙れ」「危ない」と言う言葉を最初に教えてくださると思っていました。実は、このときセラピストさんが一番最初に私に教えてくださったたったひとつの言葉が、私の生きていく勇気にな...
Voice4u 開発秘話 – 第1回 自己紹介

Voice4u 開発秘話 – 第1回 自己紹介

この記事ではどのようにして Voice4u ができあがったのか?なぜこのような物になったのか?の開発秘話を書いてゆきます。シリーズですので、どうぞ皆様楽しんで御読みください。 私は駐在員の妻としてアメリカに引っ越してきました。日本は、大阪出身です。現在 18 歳の長女と 15 歳の長男はアメリカで産みました。どうも私の体はお産には、むかない体質らしく、なかなか大変な妊婦期間を経て、長女は仮死で生まれました。ところが彼女は、現在至って元気。2...